Weatherling が Mac App Store のユーティリティ部門で8位に。始まりは雨でした。
· Matt Senter

9月29日、Weatherling が米国 Mac App Store のユーティリティ部門で8位になりました。バージョン1.0を公開したのは9月25日です。その4日後、皆さんがダウンロードしていたのは1.2でした。雨、オン・オフを選べる雨音、そして最初の Ling である Dan が入っていました。
広告を買ったわけでも、メディアへの掲載を手配したわけでもありません。Product Hunt での公開イベントもありませんでした。使った人が誰かに話してくれた。それだけで、この小さなアプリがランキングに入りました。
デスクトップを自分らしくしたかった
私の Mac は何年もほぼ同じ見た目でした。ゴールデンゲートブリッジの壁紙、Dock、そして平面的なウィンドウ。テーマをいじって、自分好みのコンピュータにする楽しさが懐かしくなっていました。壁紙を変えるだけでは物足りません。作業を始めれば、その壁紙も隠れてしまいます。
欲しかったのは、使っているウィンドウに触れる雨でした。雨粒がタイトルバーに落ち、隅にたまり、縁を伝って流れていく。ウィンドウが別のウィンドウの後ろにあるなら、雨もその前後関係に従ってほしかったのです。
それが Weatherling になりました。気分に合わせて、デスクトップの天気を選べます。予報も気温表示もレーダーマップもありません。私は、仕事をしながら雨を楽しみたかったのです。
Metal を学ぶきっかけ
もう一つ、Apple の Metal フレームワークを学ぶきっかけが欲しいという理由もありました。公開するつもりのアプリがあると、チュートリアルなら飛ばしてしまいそうな難所にも取り組み続けられます。
考えることは山ほどありました。何千もの動く粒子、濡れて見えるガラス、実際のウィンドウの縁に沿って流れる水。それらを、バッテリー消費やファンの回転が目立って増えないように動かす必要がありました。
画面収録を含め、権限を求めることなく動くものにしたいとも考えていました。Weatherling が使うのは、macOS がアプリに提供しているウィンドウの位置情報です。ウィンドウの中身は読み取りません。この制約の中で設計したことが、大きな学びになりました。
小さなアプリでもランキングに入れる
規模をお伝えすると、ダウンロード数は数百で、数十万ではありません。Weatherling は当時、1.99米ドルの買い切りでした。その規模で米国のユーティリティ部門8位に届くとは思っていませんでした。小さなアプリを作る人には、励みになる数字だと思います。
順位以上にうれしかったのは、使ってくれた人の反応です。執筆時点では、App Store のレビューはすべて星5つでした。温かい感想が届き、ときどきウィンドウの上を歩く Lings を集めることも楽しんでもらえています。天気だけを楽しみたい場合は、この小さな訪問者たちをオフにできます。
アップデートごとに増える天気
9月のあの出来事の後、バージョン1.3では雪を追加しました。1.4では秋の落ち葉と新しい Lings が加わり、修正も続けてきました。執筆時点では、日差しとさらに新しい Lings を追加した1.5を Apple に審査してもらっています。次に何を作るかを考えるうえで、Weatherling を使っている人からの要望が助けになっています。
Weatherling は Mac App Store で入手でき、macOS 14以降に対応しています。ダウンロードしてくれた方、誰かに紹介してくれた方、感想を送ってくれた方、ありがとうございます。皆さんの紹介で8位に届き、これからも作り続けたいと思える理由をたくさんもらいました。